2023年 5月13日 厚木爆同第63回定期代議員総会 爆音解消、訴訟勝利に全力 ! |
さる5月13日に「厚木基地爆音防止期成同盟の第63回定期代議員総会」を大和市渋谷学習センター多目的ホールで開催しました。
総会では2022年度の活動報告と2023年度の活動方針、役員選出などを決定し、引き続き爆音のない静かな空を取り戻すために、会員一致団結してねばり強く闘い続けることを確認しました。
最後に「基地周辺住民の私たちが黙っていたら100年先も基地の街です。会員同士の団結と組織強化をはかり前進しましょう」との総会決議を採択し、石郷岡委員長の音頭で“団結ガンバロー”を三唱して、総会は成功裡に終了しました。
2023年 2月3、9、10、16、22、27日 爆音被害解消と基地機能の縮小を求め 基地周辺の市長と教育長に要請 |
厚木基地周辺住民は、米空母艦載機の岩国基地移転後も米軍機や自衛隊機による航空機騒音と墜落の危険がある垂直離着陸輸送機オスプレイの飛来などに悩まされています。
また、米軍や自衛隊による日米合同訓練や日米実働演習などに厚木基地が使われるなど、新たな基地の運用が進められ基地機能の強化がはかられていることに大きな不安を抱いています。
このような中、3月から4月にかけては、小・中学校等の卒業式や入学式の時期であり、大切な学校行事が航空機爆音によって支障を及ぼすことは避けなければなりません。
そこで、このような基地周辺住民の被害や苦痛と不安、そして子どもたちの大切な学校教育に支障を与える航空機爆音の被害をなくすために基地周辺の市長と教育長に対して国と米軍に強く働きかけるよう要請を行いました。
◆要請日
*綾瀬市長・教育長 2月3日、*海老名市長・教育長 2月9日、*藤沢市長・教育長 2月9日、*大和市長・教育長 2月10日、*座間市長・教育長 2月16日、*相模原市長・教育長 2月22日、*町田市長・教育長 2月27日
さる2月3日(金)、厚木爆同綾瀬支部は、厚木基地の爆音被害解消と縮小を求める要請書を綾瀬市に提出しました。
綾瀬支部員5名で訪れ、対応した市基地政策課長外1名に市長・教育長宛の要請書を手渡し、読み上げた後、要請内容について意見交換をしました。市側からは概ね要請内容は理解できるものであり、内容に応じて国(防衛省)や県に連絡し、連携して対応するとの回答を得ました。
その上で、基地が抱える諸問題解決の為に市と厚木爆同が協力して対応することを確認し合いました。
なお、今回の要請内容について文章での回答を求めましたが、検討するとのことでしたので後日改めて確認します。
〈要請内容〉
1.小・中学校の卒業式や入学式等の学校教育に支障を及ぼす事態をなくすため、この時期の航空機の飛行自粛について、国と米軍に強く働きかけていただきたい。
2.米空母艦載機の岩国基地移転後も厚木基地に飛来する米軍機や自衛隊機が増えているとともに、基地機能の強化が進められています。爆音被害の解消と基地機能の縮小、基地返還に向け、関係機関への働きかけをこれまで以上に取り組んでいただきたい。
3.厚木基地の格納庫から放出された泡消火剤が基地外の蓼川に流出し、市内の立川橋では国の基準を上回る約4倍の濃度の有機フッ素化合物が検出される事故が起こりました。基地外の川に流出した汚染水は子供たちの親水広場としても利用されていることを考えると、市民の生命と暮らしに大きな影響を与えるため、河川などの定期的な水質検査と監視の強化を図り、厚木基地に対しても厳重な環境保全を求めていただきたい。
4.綾瀬市駅伝競走大会のコースを基地内周回ではなく、市内道路に変更していただきたい。(M.K)
2023年 1月20日・21日 全国基地連 総会と交流会を開催 爆音解消・訴訟勝利にむけ団結 |
米軍や自衛隊の航空機により激しい爆音被害を受けている全国8基地の爆音訴訟原告団(第3次新横田基地公害訴訟原告団、横田基地公害訴訟原告団、第五次厚木基地爆音訴訟原告団、岩国基地爆音訴訟第2次訴訟原告団、新田原基地爆音訴訟原告団、第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟原告団、第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団、小松基地第7次訴訟準備会)と私たち厚木基地爆音防止期成同盟でつくる「全国基地爆音訴訟原告団連絡会議(全国基地連)」の第6回総会と交流会が1月21日に沖縄県那覇市の県男女共同参画センター「てぃるる」で開催されました。
総会には、全国から74名が参加し、3つの分科会(①騒音コンタ―の見直し、②民事訴訟と行政訴訟、③事務局運営)での意見交換や、勉強会として「軍事飛行場のうるささの画期的なLden再評価法」(講師・第五次厚木弁護団)を学ぶとともに、基調講演として「PFASによる水源汚染~米軍基地の環境汚染を追って~」(ジャーナリストの島袋夏子さん)の講演などを行ったあと、全国基地連として結束を誓う総会決議と有機フッ素化合物PFAS汚染の根絶を求める特別決議などを全会一致で採択し総会を成功裏に終了しました。
また、前日の1月20日には、米軍基地周辺の河川などから有機フッ素化合物(PFAS)などが検出されている問題で、実際に現場を見てPFAS問題について理解を深め課題解決につなげていくためのフィールドワークを実施しました。
フィールドワークでは、普天間基地に隣接する普天間第二小学校でのPFAS汚染や米軍ヘリコプターからの部品落下事故などについて現地で説明を受け見学しました。
続いて、湧水で国指定の重要文化財となっている喜友名ガーでは、集落の共同井戸として利用され、この水が儀式や産湯などで使われたことなど、歴史や文化についての説明を受けるとともに、普天間基地からの汚染水(PFAS)が流れ込み現在では水を使うことが出来ない状況となっていることなどの説明を現地で受けました。
その後も、真栄原さつき保育園、沖縄国際大学、嘉手納ファイヤーピット、屋良ウブガー、比謝川取水ポンプ場、屋良ヒージヤーガー、嘉手納道の駅、倉敷ごみ山、倉敷ダム、キャンプシールズ、大工廻川などの現場で説明を受け理解を深めることが出来たフィールドワークとなりました。