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2023年 12月6日 厚木基地司令官に抗議と申入れ 米軍オスプレイの飛行停止を求める |
12月6日、先月29日に墜落した米軍オスプレイ輸送機の事故を受け、緊急な行動として、厚木基地正門前で米海軍厚木基地司令官にむけて、オスプレイの飛行停止を求める申し入れと、事故後も厚木基地周辺で続くオスプレイ飛行に対する抗議を行いました。
厚木爆同をはじめ、4団体・60人で訴えました。ここ2年間にオスプレイの事故が頻発しています。オスプレイは開発当初からその安全性について懸念の声が上がっていました。飛行を停止し、安全性を見直す機会が何度もあったにもかかわらず、米軍は運用を続けてきたのです。
そのような経過の中での今回の事故は、米空軍、米海兵隊にはとても重大な責任があります。
米海軍厚木基地司令官に対し、①すべてのオスプレイの飛行を停止すること ②日本にあるオスプレイをすべて本国に持ち帰ること ③厚木基地隣接の日本飛行機工場でのオスプレイ定期機体整備契約を破棄すること ④木更津駐屯地での定期機体整備契約を破棄すること ⑤今回も含め、これまでのオスプレイのクラスA事故の報告書をすべて開示すること ⑥これまでの緊急着陸の原因とその処置について発表すること の6点を申し入れました。(K.M)
2023年 10月18日 2023基地ウォッチングと平和学習 横浜ノースドック、陸軍登戸研究所 |
10月18日に開催した厚木爆同の「2023基地ウォッチングと平和学習」は、横浜ノースドックと陸軍登戸研究所資料館を会員の皆さん38名で視察しました。
横浜大桟橋から横浜ノースドックを望み、リムピース編集部の星野潔さんから、基地の強化が進められている横浜ノースドックの状況について詳しい説明を受けました。
台湾有事があおられているなか、横浜ノースドックは米軍の海兵隊と連携して、南西諸島に軍事物資を輸送する拠点として強化されていることや、横浜の中心街にありながら改めて米軍が輸送してきたオスプレイ輸送機などを陸揚げした後、離陸するなど大変危険な飛行を米軍が行っていることなどの実態の説明を受けました。
続いて陸軍登戸研究所資料館では、学芸員から2時間に亘り詳しい説明を頂く中で、風船爆弾や細菌兵器の研究がここ登戸研究所で行われていたことなどを知り、参加者からは驚きと改めて戦争の怖さを知り、大変良い基地ウォッチングと平和学習になったとの感想をいただきました。
今回の基地ウォッチングと平和学習を通して、粘り強く厚木基地の撤去を求めるとともに、戦争反対!の声を大きく上げるときだと思いました。(Y.K)
2023年 9月17日 厚木爆同 綾瀬支部を開催 会員からの意見や要望を集約 |
綾瀬支部会議は、9月17日(日)午後3時30分から綾瀬市中央公民館で開催しました。厚木爆同本部からは、委員長、書記長、総務組織部長が出席して最近の厚木基地をめぐる状況や今年度の活動などについて、出席された会員の皆さんと意見交換を行いました。
会員の皆さんから出された意見の中では、航空機騒音が解消されていないこと、低空での飛行訓練が最近多いとの報告、さらには騒音とともに航空機の墜落の恐怖と不安が増して来ているなどの発言が多く出されました。
支部会議で出された多くの意見や要望などについては、米軍厚木基地司令官をはじめ、防衛省、基地周辺自治体などに意見と要望を伝える活動に取り組んで行きます。
2023年 8月8日 厚木爆同 座間支部 班長会議を開催 多くの意見と要望を集約 |
さる、8月8日(火)午前10時から、座間市ひばりヶ丘の睦自治会館で座間支部の班長会議を開催しました。座間支部は6班で構成されています。
班長会議は、厚木爆同本部から書記長も出席し、高久座間支部長の挨拶の後に、それぞれの班長から自己紹介をしてもらい、年4回の会報配布状況や会費集金についての実情などの報告をいただき話し合いを進めました。ました。
会報の配布は、各班ともに手配りをしており、会費の集金は手集めや振り込みなど、班ごとに異なる状況でした。
誰が班長になっても続けられるような厚木爆同の組織を目指すために、会報は郵送などで対応できないか、そのためにも厚木爆同発足当時の会費を値上げしてもいいのではないかなど、多くの意見や要望が出され、大変充実した班長会議となりました。
2023年 5月13日 厚木爆同第63回定期代議員総会 爆音解消、訴訟勝利に全力 ! |
さる5月13日に「厚木基地爆音防止期成同盟の第63回定期代議員総会」を大和市渋谷学習センター多目的ホールで開催しました。
総会では2022年度の活動報告と2023年度の活動方針、役員選出などを決定し、引き続き爆音のない静かな空を取り戻すために、会員一致団結してねばり強く闘い続けることを確認しました。
最後に「基地周辺住民の私たちが黙っていたら100年先も基地の街です。会員同士の団結と組織強化をはかり前進しましょう」との総会決議を採択し、石郷岡委員長の音頭で“団結ガンバロー”を三唱して、総会は成功裡に終了しました。
2023年 2月3、9、10、16、22、27日 爆音被害解消と基地機能の縮小を求め 基地周辺の市長と教育長に要請 |
厚木基地周辺住民は、米空母艦載機の岩国基地移転後も米軍機や自衛隊機による航空機騒音と墜落の危険がある垂直離着陸輸送機オスプレイの飛来などに悩まされています。
また、米軍や自衛隊による日米合同訓練や日米実働演習などに厚木基地が使われるなど、新たな基地の運用が進められ基地機能の強化がはかられていることに大きな不安を抱いています。
このような中、3月から4月にかけては、小・中学校等の卒業式や入学式の時期であり、大切な学校行事が航空機爆音によって支障を及ぼすことは避けなければなりません。
そこで、このような基地周辺住民の被害や苦痛と不安、そして子どもたちの大切な学校教育に支障を与える航空機爆音の被害をなくすために基地周辺の市長と教育長に対して国と米軍に強く働きかけるよう要請を行いました。
◆要請日
*綾瀬市長・教育長 2月3日、*海老名市長・教育長 2月9日、*藤沢市長・教育長 2月9日、*大和市長・教育長 2月10日、*座間市長・教育長 2月16日、*相模原市長・教育長 2月22日、*町田市長・教育長 2月27日
さる2月3日(金)、厚木爆同綾瀬支部は、厚木基地の爆音被害解消と縮小を求める要請書を綾瀬市に提出しました。
綾瀬支部員5名で訪れ、対応した市基地政策課長外1名に市長・教育長宛の要請書を手渡し、読み上げた後、要請内容について意見交換をしました。市側からは概ね要請内容は理解できるものであり、内容に応じて国(防衛省)や県に連絡し、連携して対応するとの回答を得ました。
その上で、基地が抱える諸問題解決の為に市と厚木爆同が協力して対応することを確認し合いました。
なお、今回の要請内容について文章での回答を求めましたが、検討するとのことでしたので後日改めて確認します。
〈要請内容〉
1.小・中学校の卒業式や入学式等の学校教育に支障を及ぼす事態をなくすため、この時期の航空機の飛行自粛について、国と米軍に強く働きかけていただきたい。
2.米空母艦載機の岩国基地移転後も厚木基地に飛来する米軍機や自衛隊機が増えているとともに、基地機能の強化が進められています。爆音被害の解消と基地機能の縮小、基地返還に向け、関係機関への働きかけをこれまで以上に取り組んでいただきたい。
3.厚木基地の格納庫から放出された泡消火剤が基地外の蓼川に流出し、市内の立川橋では国の基準を上回る約4倍の濃度の有機フッ素化合物が検出される事故が起こりました。基地外の川に流出した汚染水は子供たちの親水広場としても利用されていることを考えると、市民の生命と暮らしに大きな影響を与えるため、河川などの定期的な水質検査と監視の強化を図り、厚木基地に対しても厳重な環境保全を求めていただきたい。
4.綾瀬市駅伝競走大会のコースを基地内周回ではなく、市内道路に変更していただきたい。(M.K)
2023年 1月20日・21日 全国基地連 総会と交流会を開催 爆音解消・訴訟勝利にむけ団結 |
米軍や自衛隊の航空機により激しい爆音被害を受けている全国8基地の爆音訴訟原告団(第3次新横田基地公害訴訟原告団、横田基地公害訴訟原告団、第五次厚木基地爆音訴訟原告団、岩国基地爆音訴訟第2次訴訟原告団、新田原基地爆音訴訟原告団、第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟原告団、第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団、小松基地第7次訴訟準備会)と私たち厚木基地爆音防止期成同盟でつくる「全国基地爆音訴訟原告団連絡会議(全国基地連)」の第6回総会と交流会が1月21日に沖縄県那覇市の県男女共同参画センター「てぃるる」で開催されました。
総会には、全国から74名が参加し、3つの分科会(①騒音コンタ―の見直し、②民事訴訟と行政訴訟、③事務局運営)での意見交換や、勉強会として「軍事飛行場のうるささの画期的なLden再評価法」(講師・第五次厚木弁護団)を学ぶとともに、基調講演として「PFASによる水源汚染~米軍基地の環境汚染を追って~」(ジャーナリストの島袋夏子さん)の講演などを行ったあと、全国基地連として結束を誓う総会決議と有機フッ素化合物PFAS汚染の根絶を求める特別決議などを全会一致で採択し総会を成功裏に終了しました。
また、前日の1月20日には、米軍基地周辺の河川などから有機フッ素化合物(PFAS)などが検出されている問題で、実際に現場を見てPFAS問題について理解を深め課題解決につなげていくためのフィールドワークを実施しました。
フィールドワークでは、普天間基地に隣接する普天間第二小学校でのPFAS汚染や米軍ヘリコプターからの部品落下事故などについて現地で説明を受け見学しました。
続いて、湧水で国指定の重要文化財となっている喜友名ガーでは、集落の共同井戸として利用され、この水が儀式や産湯などで使われたことなど、歴史や文化についての説明を受けるとともに、普天間基地からの汚染水(PFAS)が流れ込み現在では水を使うことが出来ない状況となっていることなどの説明を現地で受けました。
その後も、真栄原さつき保育園、沖縄国際大学、嘉手納ファイヤーピット、屋良ウブガー、比謝川取水ポンプ場、屋良ヒージヤーガー、嘉手納道の駅、倉敷ごみ山、倉敷ダム、キャンプシールズ、大工廻川などの現場で説明を受け理解を深めることが出来たフィールドワークとなりました。